古民家でカフェを開きたい!
「古民家を改装してカフェを開きたいんです」
そんなご相談をお客様からいただき、東広島市志和町を中心に古民家を探してきました。
実は東広島市には、古民家を上手に活用した素敵なカフェや飲食店がたくさんあります。
昔ながらの太い梁や柱、落ち着いた木のぬくもり。新築ではなかなか出せない雰囲気が古民家の魅力です。
田園風景を眺めながら、おいしいコーヒーやランチを楽しむ。
そんなお店ができたら素敵ですよね。
東広島市には素敵な古民家カフェがいっぱい!
例えば、東広島市にはこんなお店があります。
- 古民家カフェ 一葉(志和町)
京都で料理の腕を磨かれたオーナーが営む古民家レストラン。立派な日本家屋を活用したお店です。 - 古民家カフェ ゆーみん(河内町)
古民家をリノベーションしたカフェ。地元の野菜を使ったランチなどが楽しめます。 - カフェ トレカサ(西条町)
西条の酒蔵通りにある古民家カフェ。古い建物をおしゃれな空間に生まれ変わらせたお店です。 - 田んぼcafe しわのうち(志和町)
志和町の田園地帯にあるカフェ。のどかな田舎の風景も魅力の一つです。 - 郷のえき 山城(高屋町)
築約250年という立派な古民家を活用したレストラン。昔の建築技術を感じられる建物です。
こうして見てみると、古い建物もアイデア次第で新しい価値を生み出せることがわかります。
不動産屋さんに出ていない古民家を探す
さて、今回の古民家探しです。
インターネットで売り物件を検索するのもよいのですが、今回は少し違う方法で探してみました。
地元の知り合いにお願いして、まだ不動産業者に出ていない物件を紹介していただいたのです。
田舎には、誰も住まなくなった大きな家が結構あります。
「誰も住んでいないけど、売りに出すほどでもない」
「親から相続したけど、どうしたらいいかわからない」
そんな家が意外とあるものです。
今回は、そんな古民家を何軒か紹介していただくことができました。
きれいな古民家もありました!

まずは立派な日本家屋。
瓦屋根に大きな軒、昔ながらの日本建築です。

中に入ってみると、きれいに管理されているお部屋もあります。
このままでも十分使えそうな雰囲気です。

キッチンもありますし、少し手を入れればカフェとして活用できそうな物件もありました。
もちろん、飲食店にするには厨房設備やトイレなどの改修が必要になります。
ただ、これだけきれいな家だと、売主さんもそれなりのお値段を希望されます。
やっぱり、いい家はそれなりのお値段がするものですね。
なんと0円の古民家も!
ところが、今回紹介していただいた中には、なんと0円で譲っていただけるという古民家もありました。
これは魅力的です。
土地や建物を購入する費用がかからないなら、その分を改修費用に回せます。
「これはいいかもしれない!」
そう思って、建物を確認してみました。
ところが……。
0円の家には、それなりの理由がありました

建物を確認すると、下部に湿気が多く、かなり傷みが気になる状態でした。
古民家で特に注意したいのが、床下や柱の根元など、普段目に見えない部分です。
長年の湿気で木材が傷んでいる場合、表面だけきれいにしても問題は解決しません。
今回の建物なら、
「床下や建物下部の補修だけでも、300万円くらいはかかるかな……」
という印象です。
さらに問題なのが屋根です。
昔ながらの茅葺き屋根は風情があって素敵なのですが、葺き替えとなると大変です。
規模や傷み具合にもよりますが、250万円以上かかることも考えられます。
仮に両方の工事が必要なら、
建物価格0円+改修費300万円+屋根250万円=550万円
という計算です。
しかも、これはあくまで現地を見た段階の概算です。正式な工事見積もりではありません。
実際にカフェを開くとなれば、厨房設備、給排水設備、電気工事、トイレ、内装工事なども必要です。
場合によっては、工事費がさらに膨らむこともあります。
結局、0円だから安いとは限らないんですね。
古民家探しは購入価格だけで判断しない
古民家をカフェに改装する場合、私が大切だと感じるのは、建物の購入価格だけでなく、開業するまでの総費用を考えることです。
例えば、
500万円で購入した古民家でも、改修費が200万円なら合計700万円。
一方、0円でも改修費が800万円かかれば、こちらの方が高くなってしまいます。
もちろん、古民家にはお金だけでは評価できない魅力もあります。
立派な梁や柱、庭、周辺の景色など、その場所でしか得られないものがありますからね。
また、飲食店として利用する場合には、建築基準法や消防法、保健所の営業許可などについても確認しておく必要があります。
古民家なら何でもカフェにできる、というわけではありません。
古民家も「寝て待て」が大切?
今回、何軒か古民家を見せていただいて感じたことがあります。
それは、古民家探しは焦らない方がいいということです。
いい建物は高い。
安い建物には、安いなりの理由がある。
もちろん、たまたま条件のよい物件に出会えることもあります。
しかし、無理に決めてしまうと、あとから思わぬ改修費がかかってしまうかもしれません。
「果報は寝て待て」ということわざがあります。
今回の物件探しを通じて、古民家も「寝て待て」が大切なのかなと感じました。
ただし、本当に寝ているだけでは、よい物件は見つかりません。
地元の方に声をかけたり、空き家の情報を集めたりしながら、じっくり待つ。
「古民家は、探しながら寝て待て!」
というところでしょうか。
今回のお客様にも、カフェ開業の夢に合った古民家を見つけていただきたいと思っています。
これからも東広島市志和町を中心に、いい古民家を探していきます。
古民家を売りたい方、使っていない家を活用してほしい方、古民家でカフェを開きたい方など、お気軽にご相談ください。
思いがけないところから、素敵な出会いが生まれるかもしれませんね。