土地を売りたいな・買いたいなと思ったときには、まずはその土地の情報が必要になりますよね。ただ、その情報を何で調べたらいいかをご存じでしょうか?
土地の情報を調べるには法務局に行きます。法務局には、色々な情報が詰まった「土地登記簿謄本」や「公図」などがあるのを知っていますか? その中でも特に大切な二つの図面、「公図(こうず)」と「地積測量図(ちせきそくりょうず)」について、お話したいと思います!
これは、皆さんの土地が「どこにどんな形であるか」、そして「お隣の土地とどんな風に接しているか」といった、大まかな情報が載っている地図のことです。土地の住所(地番)も書かれているんですよ。
まずは「公図」から!

例えるなら、街の大まかな地図みたいなもの。「この辺りに自分の土地があるんだな」「隣にはどんな建物があるのかな」ということが、ざっくりと分かります。
ただ、この公図、昔に作られたものも多いので、今の土地の形や境界線と、ちょっとだけズレていることもあるんです。土地の正確な広さや、隣の土地との境目の詳しい長さまでは、のっていないことが多いんですよ。
次に「地積測量図」です!
こちらは、皆さんの土地の「正確な広さ」や、「隣の土地との境界線の長さ」、それに「境界標(コンクリートの杭とか鋲とか)の位置」などが、ものすごく詳しく記録されている図面なんです!
例えば、「ここに新しい建物を建てたいな」「土地を分けて、一部を誰かに譲りたいな」という時に、この地積測量図がとっても重要になります。土地の面積を正確に登記する際にも、必ず必要になって、法務局という場所に提出されるんですよ。
具体的には、土地の辺長の長さが記載されています。土地の形状もわかります。
なのでハウスメーカーは地積測量図があればおよそ建物の建築計画ができるのです。

最近作られた地積測量図は、昔のものよりもっと正確な情報が載っています。土地の売買をするときなど、正確な情報がどうしても必要になる場面で、この図面が力を発揮するんです!
簡単に言うと…
- 公図 は、土地の場所や形を ざっくり知る ための地図🗺️
- 地積測量図 は、土地の広さや境界を 詳しく測った記録 📝
どちらの図面も、法務局という場所で手に入れることができます。「うちの土地はどうなっているのかな?」と気になったら、一度見てみるのも良いかもしれませんね。
もし、土地のことで何か困ったことがあったら、私たち土地家屋調査士にいつでも声をかけてください!皆さんの土地の情報を正確に測り、法務局に登記することで、土地活用のお手伝いをさせていただきます!✨